Description
テカテカでモコモコなダウンジャケットをスマートドールサイズで再現した「HDF Down Jacket」。
アウトドアウェアブランドのテカテカモコモコなダウンジャケットを着ている女の子がとっても活動的で可愛く見えたので、みらいちゃんたちにも着せたいな。と思いまして作ったのがこのダウンジャケットです。
現代のダウンジャケットはインナーダウンや中間着のミドルレイヤーダウン、アウターダウンといった、使い方に合わせたさまざまな種類のダウンジャケットがあります。
今回制作したダウンジャケットはタウンユースでも冬のキャンプでも使えるアウターダウンジャケットをイメージしました。
使用した生地は縫い目から綿や羽毛が抜け出ないように高圧で圧縮した高密度繊維で、リアルサイズのダウンジャケットにも使用される素材です。
アウトドアウェアブランドやハイブランドのダウンジャケットにも使用される素材と同様です。
ちなみに、高圧で圧縮された繊維(シレー加工)は独特の光沢が出るのですが、化繊系ダウンジャケットのあのテカテカ光沢はそのせいです。
HDF Down JacketのHDFは「High Dense Fibers(高密度繊維)」の意味です。
ところで、ダウンジャケットのイメージで一番大事なのはミシュランマンのようなあのモコモコした膨らみだと思うのですが、制作当初はあの膨らみを全く再現できませんでした。
最初はキルト綿(シート状の綿)で試作しましたが、なんとなく段々ができる程度の膨らみ感でした。
綿のボリュームが足りないのかなと思って、極厚のキルト綿を使ったり、なんなら2枚重ねにしてみたり。
でも、キルト綿を厚くすればするほど、モコモコどころか、割り線入りの板チョコみたいな硬質な感じになってしまいました。
しかも、バキバキした硬さで、まるで矯正ギプスです。
キルト綿を使っていてはミシュランマンには到底近づけないと思ったので、こうなったらもう、物凄い手間はかかるけれどリアルサイズのダウンジャケットと同じ仕様にするしかないという判断に至りました。
とはいえ、本物の羽毛はさすがに無理なので、コットンボール(つぶ綿)を代用して試作したところ、なかなかのミシュランマン感が再現できました。
さすがにミシュランマンと同レベルのモコモコは極端なので、コットンボールの量を調節したり、生地との相性も含め数十回試作したでしょうか、ようやく程よいモコモコまでたどり着きました。
完成までの道のりは長かったですが、チームMarukoHaluのメンバー全員のお気に入りダウンジャケットになりました。
それにしても、鳥の羽毛を使って防寒着を作ろうなんて考えた人ってクレイジーですよね、でも凄い発想力。
やわから頭ですよね。
あ、そうでした。
フードはボタンで取り外しできます。